四谷大塚リトルスクールの春期講習(算数)~Z会との比較~
今回は~Z会との比較~をテーマに、四谷大塚リトルスクールの春期講習(算数)を紹介しようと思います。うちはZ会を1学年上でやっているので、今ちょうど小学生コースの2年生が終わったところです。カリキュラムや難易度にどんな違いがあるのかご覧ください。
なお、長期休みの講習は塾選びの参考にならない点などは冬期講習の記事をご覧ください。春期講習も同様でした。
10000までの数/数直線
10000までの数について徹底的に数直線を勉強しました。
数直線の1目盛りがいくつなのかを考えて、指定された数字がどこかを答える問題をとにかくたくさんやりました。1目盛りが200とか250だったりして少しひねってあります。
Z会では1月号で数直線から簡単な計算まで勉強しますが、今回四谷大塚では数直線上の違い(すなわち引き算)のみ扱われました。
長さ
m・cm・mmの単位換算は2月の通常授業で終わっていて、春期講習では軽く復習してから計算の仕方を勉強しました。
Z会では6月号でcmとmmの単位換算と計算、1月号でmとcmの単位換算と計算を勉強します。
計算方法は、四谷大塚では筆算で計算します。Z会では筆算には触れられておらず、単位を合わせましょうという注意のみです。
単位の筆算はゆずぱさんの9桁スライド図がおススメです!
絵を描いて考えよう(和差算)
かけ算やわり算の要素を含む問題を絵を描いて解こうというものです。4年生の内容らしいのでZ会と比べられないのですが、かけ算やわり算ができなくても絵を描けばわかる、つまり難しい問題は積極的に絵や図を描こうということだと思います。
線つなぎ
方眼の中に描かれた同じマーク同士を線でつなぐパズルです。試行錯誤する力を鍛える問題です。ルールは、
・線は縦か横かに引き、斜めに引いてはいけない。
・1つのマスには1本だけ線を引く。線が交わってはいけない。
・マークが入っているマスを通り抜けることはできない。
・線は全てのマスを通る。
著作権に配慮して手書きですが、こんな感じの問題です。

Z会では、みらい思考力ワーク(オプション)の12月号に載っています。
難易度は四谷大塚の春期講習の方がはるかに上で、Z会は最大6×6=36マスでマークの数は最大4種類×2個ずつ=8個なのに対して、四谷大塚は最大10×10=100マスでマークの数は最大7種類×2個ずつ=14個です。
正五角形パズル
三角形・四角形のピースを正五角形の枠にぴったり並べるというもの。これも試行錯誤する力を鍛える問題です。
Z会では、みらい思考力ワーク(オプション)の6月号に類似の問題があります。
ピースの数はZ会の方が多いですが、四谷大塚ではピースに描かれた模様の作り方にも指示があり、ここでも難易度は四谷大塚の方が上となっています。
総評
明らかにZ会よりも四谷大塚の方が難易度が高く進度も速いです。
ではZ会よりも四谷大塚の方が全て優れているかというと、そうとも言い切れません。基礎をZ会でがっちり固めてからより難しい問題集に進む方法もいいと思いますし、うちのようにZ会を1学年上でやれば、四谷大塚の進度的にちょうどいい予習になるくらいの先取りになります。
先取りから応用・思考力系までオールインワンの四谷大塚に対して、じっくり基礎力+αで思考力系はオプションのZ会。
あとは金額や通塾か通信かなど、各ご家庭の事情に合わせて選択していくといいと思います。