【低学年向け】勝てる読書感想文を書く!〜清書(+表彰式)編〜
「勝てる読書感想文を書く方法」シリーズも最終回です。
今年、我が子の読書感想文も青少年読書感想文コンクールで賞をいただきました。文自体は我が子が思ったことをストレートに書いたものですが、低学年の場合は本選び、原稿用紙の使い方、文字数合わせなど親や学校の先生のサポートが絶対必要です。
前々回は本選び、前回は下書きについて紹介しました。
今回はコンクールの規定に沿った清書について紹介しようと思います。おまけで表彰式の注意点なども。
ポイント
■学校の先生に相談する。
■題名は1行でおさまるように短く、かつ、魅力的なものにする。
■学校名・学年・氏名は漢字で書けるようにする。
学校の先生に相談
コンクールの規定に沿った清書はとにかく学校の先生に相談しましょう。以下は当時の実際に行われたやりとりです。


題名
うちの所属する地方審査会の場合、1行目に題名を書くこととされていました。
一般的に作文の題名は上から2~3マス空けて書き始めます。
…マスが足りない!
一応、題名は欄外に書いても良いとされています。

…欄外にもそんなスペースはない!
結局、上2マス空けても1行目におさまる、つまり13字以内の短い題名にしなければならないということです。
ところで、一般的な読書感想文の題名は『「(本の題名)」を読んで』ですよね。でも、公式HPには「魅力的な題名を考えよう」みたいなことが書いてあります。ぜひアピールポイントにしましょう!

学校名・学年・氏名
うちの所属する地方審査会の場合、2行目には、学校名・学年・氏名を書くこととされています。
○○○くりつ○○○だい○しょうがっこう 一ねん ○○○○ ○○○○
…マスが足りない!足りるわけがない!!
学校名・学年・氏名も題名同様、欄外に書いても良いとされています。
…欄外にもそんなスペースはない!
結局、これら全てを2行目におさめるために学校名は略称で、さらに学校名・学年・氏名全て漢字で書くことになりました。この時点では学校ではまだ一から十までの漢数字しか習ってない上に、うちの名字はなかなか難しい漢字です。正気の沙汰とは思えませんでしたが、子供に自分の名前の漢字を覚えてもらうことになりました。
受賞と表彰式の連絡
区の結果は学校の先生から、都の結果は区の表彰式の中で知らされました。表彰式の出席申込などは全て学校の先生を通して行いました。
表彰式
■服装
着飾っている子が多数なので、できる限り綺麗な格好でいきましょう。我が子は結婚式やピアノの発表会で着るためのスーツで行きました。ラフな服装の子も全くいないわけではありませんが、少数派です。中学生は制服の子もいます。
花をクリップか安全ピンで左胸に付けるので、安全ピンだと大切な服に穴を開けることになってしまいます。クリップで付けられるように左胸にポケットのあるものがいいと思います。
保護者は後ろの方で見ているだけなので普段着でOKです。
■持ち物
賞状を入れる筒やその筒を入れる手提げなど、どうなるかわからなかったので家から持って行きましたが、全て主催者側で用意していただいていました。
■作法
賞状の受け取り方は家で練習して行きました。その他、来賓の先生方に一礼することなどは式の前の練習で教えていただけました。
■欠席
びっくりしたのは、欠席者も結構な人数だったこと。土曜日だからみんな塾行ったのかなー?なんて思いました。欠席しても「本日ご都合で出席できなかった方のお名前を読み上げます」とアナウンスされました。
総評
3回にわたってお送りした「勝てる読書感想文を書く方法」シリーズ、いかがでしたでしょうか。まず、規定が意外に面倒だということはご理解いただいた上で、賞をもらうための要素が確実にあって、そこを大人の力でサポートしてあげれば、感想自体は子供の素直な気持ちを書けば大丈夫です。次回のコンクールで、この記事をご覧になった方が賞を受けられたら幸いです!