早稲田アカデミー 学習カウンセリング
今回はコロナ禍でカウンセリングの申し込みが少なかったのか、すんなり予約が取れました。
まず、先日受けたサマーチャレンジテストについて1問1問どうやって正解したのか、どうして間違えたのか丁寧に検証していただきました。
国語と算数に共通すること
■我が子は問題文をよく読んでいない
「この問題は何を聞いているんだろう」と常に意識して問題の指示を「受け取る」のではなく「自ら受け取りにいく」気持ちで問題文を読んでほしいということでした。
我が子にこれを伝えるのはなかなか難しそうです。
■時間配分ができない
これはまだ気にしなくていいそうです。
適切な時間配分ができるようになるのは3~4年生以降。
今の段階では、
「なるべく急いで」
「わからない問題は飛ばして後でやろう。ちゃんと後でやってね」
「大問丸ごと飛ばすのはダメだよ」
これくらいでいいそうです。
算数
ケアレスミスもありましたが、間違えてはいるけど惜しいところまで考えている、いいメモが残っているということで、これから伸びていく可能性があるということでした。
国語(特に読解)
キッズチャレンジテスト・サマーチャレンジテストと連続して白紙で、問題文にも何も書き込みがないので、先生もこういう子にはもっと頑張ってとしか言いようがないそうです。
苦手だから手が進まなかったと仮定した場合のアドバイスとして、
①物語文で登場人物の心情を考えるときは、プラスの感情なのかマイナスの感情だけでも考える。その感情は、動きや表情を表す文から読み取る。
②段落のつながりを意識して大体の話の流れを把握し、どんな話だったか説明するトレーニングをする。
など教えてもらいました。
入塾について
サマーチャレンジテストの点数で入塾資格があるので、別途入塾テストを受けていただく必要はないけれど、集団への入塾はご遠慮くださいということでした。
理由としては、
①素行の悪さ
今回のサマーチャレンジテストではそうでもなかったものの、それより前のテストでの素行の悪さが印象深いため、集団でみんなと一緒に勉強するのは厳しいと見ているそうです。
具体的に我が子がやった悪行として、
・回る椅子でぐるぐる回っている。
・テスト中に何度も挙手して先生を呼び、「問題の意味がわからない」「時間が足りない」と言う。
過去に四谷大塚でも素行の悪さで断られたことがありますと言ったら「でしょうね」と言われてしまいました。
②国語力の不足
合格かどうかは合計点で決まりますが、我が子の場合は苦手の国語を得意の算数でカバーしての合格なので、スーパーキッズコースの国語にはついていけないと見ているそうです。
実際にテキストも見せていただきましたが、確かに長い文を読んで長い記述を書くというもので、我が子はついていけないかもしれません。
③早稲田アカデミーに来てほしい人材ではない
早稲田アカデミーは、難しい問題に自力で挑もうとする子に来てほしい。これはテスト中の保護者会やZoomでの説明会で校長先生も繰り返しおっしゃっていることです。
国語の読解問題の白紙から、難しい問題を諦めるように見受けられ、テスト中に先生を呼んで問題の意味を聞くことから、すぐヒントを欲しがるように見受けられる。
残念ながら我が子は早稲田アカデミーが求める人材ではないようです。
ただ、合格は合格なので、映像授業ならば入塾できるそうです。
映像かー…コロナ禍ならアリかもしれない。
SAPIX
立体図形やパズル問題が得意そうなので、さらに伸ばしたいのであればSAPIXへ行った方がいいと言われました。
まさか早稲田アカデミーの先生からSAPIXを勧められるとは。
しかしSAPIXは募集停止中です。
感想
会社が見込み客に親切なのは当然ですが、テストで合格点を取っても入塾拒否という見込み客ですらないうちのために、これだけ親切にカウンセリングしていただけるとは早稲田アカデミーは手厚い塾だと思います。
ありがとう、そして、さようなら早稲田アカデミー。